Lablog2-130:好熱性Bacillus smithiiを用いた高温同時糖化発酵によるL-乳酸生産プロセスの効率化

2025-09-16

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Authors

小川桐佳、熊田陽一、堀内淳一 Kirika Ogawa, Yoichi Kumada, Jun-ichi Horiuchi

Speaker

Kirika Ogawa

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Questions and answers

◯光学純度はどのくらいか。
どの培養においても、90%以上と高い光学純度を示します。

◯コーンコブを酸加水分解するのはなぜか。
酸加水分解処理を行うことにより、CCRに含まれるセルロース成分含有率を約33%から約60%に向上させることができるためです。

◯CCRにはセルロース以外に何が含まれるのか。
セルロース以外には、主に分解されずに残ったヘミセルロース、およびリグニンが含まれます。

◯なぜCCRを粉砕するのか。
粉砕することにより、表面積を広げ、糖化酵素による糖化率を高めるためです。

◯Bacillus smithii は乳酸菌なのか。
はい、乳酸菌に分類されます。Bacillus smithii は増殖に適さない環境では胞子を形成する、有胞子乳酸菌です。

◯Bacillus smithii はどこから単離された菌か。
Bacillus smithii はチーズが分離源です。

◯SSFのメリットは何か。
糖化で生産された糖が、同時に発酵のために消費されるため、糖化酵素の生成物阻害が起こりにくいことがメリットです。また、糖化と発酵を別々に行う場合と比較して、時間や容器の削減が可能です。

◯セルラーゼの添加量を減らせるのではないか。
はい、反応温度を最適化したため、酵素量を減らすことができると思います。今後、乳酸を高い生産性かつ高濃度に生産することができれば、酵素量の検討を行う予定です。

◯なぜ培養初期のみ好気条件にするのか?
誘導期の短縮及び乳酸収率の向上のためです。好気条件で行う前培養に合わせて、本培養を好気条件で開始することで誘導期を短縮することができます。その一方で、そのまま好気条件を維持すると、培養途中から乳酸が消費され、副産物である酢酸が生産されます。嫌気条件を維持して培養を行うと、乳酸は消費されず高い乳酸収率を達成できることから、培養初期は好気、初期以降は嫌気条件で培養を行っております。