Lablog2-13:ニトロセルロース親和性ペプチドの獲得を目指した融合タンパク質の設計と評価

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Date: 2023-03-04

Conference name

Presentation style

Authors

Yodai Yamamoto, Makoto Nita, Natsuha Fukui, Jun-ichi Horiuchi, Yoichi Kumada

Speaker

Yodai Yamamoto

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Questions and answers

Q1:抗原結合活性の結果で、シグナルの定量評価していないのですか?
A1:抗原結合活性の定量化は行っておらず、シグナルが増加したという結果のみで判断しました。
理想A1:こちらの抗原結合活性では、定量評価を行っていないのですが、イムノクロマトグラフィでscFvにLFを標識することで、約280倍低感度の抗原を検出できたという結果が得られています。
Q2:ラクトフェリンのNC膜への吸着メカニズムはわかっていますか?
A2:メカニズムはわかっていませんが、スポット径が小さいため、NC膜に強く吸着していると判断し、次の検討に進みました。
理想A2:NC膜の表面の状況によって、タンパク質の吸着メカニズムが変わってくると考えられますが、NC膜の表面の修飾などがわかっていないため、メカニズムはわかっておりません。
Q3:なぜ2%のCHAPSを用いて検討を行ったのですか?
A3:2%,0.2%と濃度を振った時に、0.2%において差が出た為、0.2%で比較を行いました。
理想A3:固定化時に常に2%のCHAPS共存下で行わないといけないのではなく、NC膜は生体分子に対する吸着性が極めて高いため、scFvが吸着しにくい条件を探索する際に、CHAPS共存下で検討されたため、市販のタンパク質でも同じ条件でNC膜に吸着するタンパク質の探索を行いました。